妊娠中はホルモンバランスの変化や体型の変化によって骨格がゆるみやすくなり、腰痛や肩こり、足のむくみなどのさまざまな不調を感じやすくなります。
こうした症状の軽減方法のひとつとして、整体での施術を検討される方も多いのではないでしょうか。
ただし、「妊娠中に整体を受けてもお腹の赤ちゃんに影響はないの?」「どの時期なら受けてもいいの?」といった不安を持つ方も少なくありません。
今回は、妊娠中に起こりやすい身体の不調と、整体を受けられる時期や施術を受ける際の注意点などを詳しくご紹介します。
妊娠中に起こりやすい身体の不調とは?
妊娠中は体型の変化やホルモンの分泌によって、さまざまな症状が起こりやすくなります。代表的なものを見ていきましょう。
・腰やお尻の筋肉への負担
お腹が大きくなるにつれて重心が変わり、腰回りやお尻の筋肉に通常より大きな負担がかかります。その結果、腰痛や違和感を感じる方が増えます。
・骨格のゆがみ
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で関節や靭帯が緩みやすくなり、骨格にゆがみが生じやすくなります。反り腰の原因となり、腰や背中への負担が増えることも。
・肩こりや首のこり
お腹や胸が大きくなることで姿勢が前傾気味になり、肩や首の筋肉にも負担がかかります。血流が滞りやすく、肩こりや首こりを感じる方も多いです。
・お腹の張り
妊娠中は子宮が収縮しやすくなるため、お腹の張りを感じる方も。ストレスや冷え、便秘なども原因となります。
・むくみ・足のだるさ
血流が悪くなりやすい妊娠期は、足のむくみやだるさも起こりやすくなります。長時間同じ姿勢でいると、リンパの流れも滞りやすくさらにむくみがひどくなることも。
・自律神経の乱れ
ホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れやすくなり、不眠やだるさ、気分の落ち込みなどが出やすくなるのも特徴です。
妊婦さんが整体を受けやすい時期は?
妊娠中でも整体の施術を受けることは可能ですが、推奨される時期があります。
一般的には、妊娠16週目以降の安定期から8か月目くらいまでが目安とされています。
ただし整体院によっては妊婦さん向けの施術を行っていない場合もありますので、事前に確認することが大切です。
胎児への影響は大丈夫?
多くの方が心配されるのがお腹の赤ちゃんへの影響です。
妊娠初期(16週未満)は胎盤がまだ安定していないため、強い刺激や施術は避けたほうが安心です。
安定期に入り、妊婦さんの体調が良好であれば、整体でのやさしい施術を受けても問題ないといわれています。
ただし、必ず事前に担当スタッフや主治医に相談してから受けるようにしましょう。
妊娠中に整体を受けるメリット
妊娠中の整体には、次のようなメリットがあります。
✅ つわりや腰痛の緩和
整体で筋肉のこわばりをほぐし、血流を整えることでつわりの吐き気や腰痛がやわらぐことがあります。
✅ ストレスの軽減
妊娠中はホルモンの影響で気分が不安定になりやすいですが、施術によって自律神経が整い、リラックスできることでストレスも和らぎます。
✅ 出産時の負担を減らす
妊娠中に身体のバランスを整えておくことで、出産時の負担を少しでも軽減しやすくなります。
✅ 骨格のゆがみを整える
出産に向けて緩みやすくなる骨格のバランスを施術で整えることで、むくみや内臓下垂などの予防にもつながります。
妊婦さんが整体を受けるときの注意点
安全に施術を受けるために、以下の点に気をつけましょう。
・安定期(16週~8か月目)に受ける
・妊婦向けメニューや経験豊富な整体院を選ぶ
・必ず妊娠中であることを伝え、週数や不調の部位を詳しく相談する
・体調が悪い日は無理せず予約を変更する
・うつぶせ姿勢などお腹を圧迫する体勢は避ける
・強い力を加える施術は控える
・施術後はしっかり休み、水分をとって身体を落ち着かせる
まとめ
妊娠中は体調や姿勢が変わることで腰痛や肩こり、むくみなどの不調が起こりやすくなります。
整体で無理のない施術を受けることで、こうした症状の軽減や出産に向けた体調管理にも役立ちます。
妊娠16週目以降の安定期から8か月目までを目安に、無理のない範囲で整体を活用してみてくださいね。
NAOSEL博多駅筑紫口整骨院では、妊婦さんのお身体に合わせた優しい施術と丁寧なカウンセリングを行っています。
妊娠中のつらさや不安を少しでも和らげたい方は、ぜひ一度ご相談ください。